『北京オリンピック開催記念ジャズ公演』

2008年8月に開催された北京オリンピックは、次回アジア周辺での開催予定は何年先になるか全くわからない、たいへん貴重な事でありました。
オリンピック開催記念公演に我々ジャズバンド「新井泰男&ヘブンス・フォー」が世界中から選ばれたという事実は、何にもまして、たいへん名誉な事ですし、日本代表として、このオリンピックを盛り上げる事ができて感激しております。
皆さんもご存知のように、300名以上の集会はテロの為か禁止されていた中で、我々のジャズバンドは公式招聘され、国立劇場「嘉言堂」で満席のお客様を迎え、公演は大成功でした。オリンピック開催中の北京市での大きなイベントは、我々の他にイギリスのオペラが前日に公演しただけでした。
ジャズ公演成功の記事は、翌日の新聞やインターネットに載り、中国国際放送局が38の言語で200以上の国に伝えられました。記事は最終ページに載せます。

2002年10月に日中国交正常化30周年記念事業で、ジャズバンド「新井泰男&ヘブンス・フォー」はジャズの部門で公式招聘され、北京で公演を収めておりました。
そういう経路もあり、新井泰男は中国政府からの絶大な信頼を得ており、今回も団長としての責任を果たすべく、オリンピック開催までの間に3度も北京に訪中し、打ち合わせ等を慎重に準備してきました。

8月もお盆の真っ最中に、ましてオリンピック会場の北京に団体でホテルの予約を取る事などは、普通では考えられません。宿舎は中国政府文化部長の馮先生の計らいで特別に用意して下さった地方の議員さん等上級公務員が使うホテルを用意していただきました。大変閑静できれいに整備されている清潔な部屋でした。
素直で素朴なロビー受付の若い女性たちが礼儀正しく、とても和やかな雰囲気なのに、セキュリティーは最高に厳しく、我々は全く何の心配も要りませんでした。

北京の空は青く澄み、ひどく暑い訳でもなく、新井泰男他同行者26名の珍道中は最新のバスに揺られてスタートしました。
公演当日は、前日に軽く打ち合わせ程度の練習をしておいたせいか、ウキウキと会場に向かう事ができました。会場の音響(PA)さんは人数が多い割りに機械を把握している人が皆無で特にジャズバンドやポピュラーバンドなどの演目は、知識が無かったせいか、我々にとって大切な音のバランスや各楽器へのモニターの音量等が彼等には無縁な世界だったのでしょう。
これを機に勉強してもらって、これからは世界基準でお願いしたいと思います。

さて、始まってしまえば、何があっても止められない。司会には、日本から田馬場万理さんを予定して準備していましたが、急に体の具合が悪くなり、ご主人ともども訪中を間際にキャンセルというアクシデントがありましたが、中国文化部に無理に頼み込み、美人で日本語を勉強中のワンさんにお願いしました。
突然頼んだにもかかわらず、堂々と司会をこなす等さすが知的な中国美女ですね。ワンさん!ありがとう。

演奏はといえば、私、新井ゆみの場合いつもと変わらず決して走らないドラムの菅原さんにリードされつつ無難にスタートし、一曲ずつのお客様の拍手や乗りを感じて、むしろいつもよりもずっと楽しく上手く演奏できたと思います。他のメンバーもきっと私と同じ感覚だったと思います。

サックスの氏家さん、医師でトランペットの高橋さん、ベースの小川さん、コーラスの吉田さん、森さん、太田さん、林さん、中島さん、そして団長の新井泰男。みんな嬉しそうに演奏していました。ベリーダンスの曲は初めの所がマイクが入らなかったけれど、素晴らしいダンスが白熱してくると、そんな事は問題にならないから不思議でした…。
2002年に演奏した時とは、お客様のジャズへの理解が違っていました。アンコールの曲では、お客様の総立ちでの手拍子が今後の私達バンドマンの心を支えることでしょう。
演奏後の打ち上げパーティーの席で、中国対外文化公司の袁先生と馮先生の「成功おめでとう!」という言葉で涙ぐんでいる人やホッとした人の顔が忘れられません。

ベリーダンスの矢口美香さんは、テレビ等でご存知の日本では三本指に入る立派なダンサーです。この忙しい方とご一緒できるとは…。同室だった新井ゆみは、何気ない振りして彼女を観察していて感心することばかりでした。プロ意識が確立していて、自分の体、顔は、おしゃべりしながらも、毎晩マッサージやストレッチを欠かしません。
私がみんなと楽しく豪遊(毎晩の酒盛り)していても彼女は絶対無視して早寝を決め込んでいました。美人って努力も必要なんですね。すみません。少しは見習わなければ…。

このツアーは基本的には、オリンピック・ジャズ公演なのですが、グルメツアーとも言えました。
馮先生のお勧めのレストランは中国人が普段食べている食事をそのまま味わえました。何処も美味しくてお腹いっぱいになるメニューで、同行の諸君の食欲はすでに天高く馬○○○…秋の空でしたね(まだ盛夏だったが…)。しかし、中国人はあんなに美味しい物をたくさん食べてよく太らないですねぇ。我々もこの5日間で結構食べたのに、そんなに体重が増えてないので驚いています。中国料理ってすごく謎ですね。

ラストの日は駆け足名所巡りで疲れを知る暇もないほど、馮先生はあちこちを連れ回って下さり、観光の要所要所は短時間で済ませてしまいました。普通は考えられない事です。すっごい、感激。ありがとうございました。
森さんも片足が不自由なのに良く頑張りました。多分今後の生活に変化が見られると思います。森さんを支えてくださった方達にも、ありがとう。

今回、私は同行の皆様たちも含めて、北京って想像以上に空がきれいで街並みが整備されていて、食事が美味しくて、スケールが大きい…。オリンピックの競技は残念ながら観られませんでしたが、新しい中国を思い切り感じましたよね。

今回の開催記念公演の成功にあたり、団長の新井泰男と中国政府、文化部の馮先生はどれ程の努力をしたか、成功に結びつく人には語り尽くせぬ大変なご苦労があったと思います。
また、同行の杉谷医師とお嬢様、今村さん、長谷部さん、矢島さん、増田さん、金野さん、田嶋さん、工藤さんご夫妻、堀田さん、菅原さん、皆様も三位一体となって応援して下さり、ありがとうございました。今でも身内の感覚でございます。
4年に一度のオリンピックの他、まだまだ若いうちに世界の果て迄の楽しい演奏旅行に皆様今後ともよろしくお付き合い下さいませ。
今回の北京五輪公演への同行、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

新井泰男&ゆみ

CRI Online Japan→『 日本のジャズ・バンド、北京で五輪を盛り上げる

北京オリンピック開催記念公演 スナップ写真その1 はこちら
北京オリンピック開催記念公演 スナップ写真その2 はこちら




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